暑い中にも少しだけ秋の気配が感じられる今日この頃。いかがお過ごしですか?
こんな暑い中でもマフラーをオーダーしてくださる方が来てくださって、本当にありがたい限りです。
ものづくりをして生きていくと決めたころ(26歳の頃)、様々な方に様々なことを言われまして、いいものって何?という疑問に対し答えが出ず、ハゲができるほど悩んだことのある私です。
現在流れているクレディセゾンのラジオCMで、武田梨奈さんが歌う歌が、妙にその頃の私を表している感じがして、
「小さなころから夢見ていたケーキ屋さんになったけど、こんなに傷つくものだなんて知らなかったわ~♪アハン~♪」
みたいな歌詞なのですが、テレビCMだとフランス語だけで歌っているようで、ラジオCMじゃないと聴けないようなのですが、プロの領域にいる人はおそらくほぼ全員味わったことのある想いなんでしょうね。笑
値段が高いものがいいもの? ブランド名が有名なものがいいもの? maid in 〇〇がいいもの? たくさん売れているものがいいもの? などなど巷に流れる価値基準。
どの選択肢も私には腑に落ちなくて。その頃の周りの人たちには不思議がられておりましたが、私としてはもがき苦しんだ時間で、でも今の私を作ってくれた大切な時間です。
そんなことを自力で乗り越えてきた人たちが世の中にはどれくらいいるのだろうか、そう思うとプロの領域で仕事をしている人たちが提供してくれているものは“ただのもの”には見えなくなった私です。

熱く語ると、ブログのアクセス数がまた減ってしまうので、今日はこのへんにしておきますが、(笑)
いいものって何?の答えは年齢や性別、収入、環境、価値観、好み、など様々なことに個人差があり、人それぞれで 『いいもの!』 と思うものは違うものだし、そしてそれでいいと思っております。
ただ、私が確信していることは、「めんどくせー」 とか 「やらなきゃならない」 という想いで作られているものはいいものにはなれない。
あまり作り手が表舞台に立ててないところがあると思うのですが、こんな人がこんな経験をして、こうこうこうなったらこうじゃない?って目をキラキラさせてワクワクしながら、自分の持っている知識と技術を総動員して作ったもの。→ いいもの♪
丁度こういうのを探していたというタイミングで紹介できたら最高ですね。
そして私自身もプロの領域でものづくりをしている以上、いいものを追及し続けること、つくり続けること、それが生涯の目標でございます。(*^^)v

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