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2014年4月30日 (水)

伝わらないこと

大雨のゴールデンウィークでございます。

朝からずーっと織っておりまして、誰も来ないので非常に作業がはかどっております。

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↑ キュウ太くんはクッションのくぼみを上手に使って安定感たっぷり状態で寝ております。

誰にでも人に伝えたいことがうまく伝わらないこと、多かれ少なかれありますよね。

先ほどいらっしゃったお客さんに、今日は空いているからゆっくりお話しできるね♪なんて感じで長いお話になったのですが、

 「色」 がどうして見えるのかということを私は幼少のころからずっと興味があって、中学生の頃に自分なりの理論で、光は透明に見えるけどこの中にいろんな色が含まれていてその色にぶつかった物体の光を見ている。だからその物体はその色に見えるんだ。

と理論だて、そのことをどうすれば証明できるのかを友達、家族、学校の先生など、とにかく周りの人に聞いていたのですが、まずその「色」について何を言っているのかということを理解してくれる人がひとりもおらず、

そして、変わっているとか不思議ちゃんとか呼ばれ始め、まったく誰にもそのことを伝えるとことができなかったんだ、なんてお話になってしまいました。

でも、私の中ではいろいろな色が見えるこの現象において、まぁいいかと終わりにすることができず、なんとか証明できないかとずーっと試みていたのですが、

そんな折にニュートンの本に出会い、ニュートンが色が見えることをプリズムを使って証明した記事を読んでしまうのです。

なんと約400年前にそのことをすでに証明していた人がいたことにショックを受け、その日はがっかりしたんだけど、でも、よくよく考えてみたら、私はニュートンと同じことを考えていたのかと思ったらちょっと元気になったんだ。でも、そのショックを受けたこともやっぱり誰にも伝わらなくて。

聞いてくださったお客さんもキョトン顔。ブログを読んでくださっているみなさんはどうですか?

最近もおんなじようなことがあってね、私は大学の時に 「織物があらゆる芸術の中で最も優れてる!」 って思ったの。だって、縦と横という世界ではあるんだけど、地球上にあふれた無限大の素材と無限大にある色を使えるんだよ。と思っていたんだけど、ここ数年の間に気が付いたことがあって、音楽のほうがもっと心に入り込めて芸術としてみたときに優れているって思ってるんだ。

そしたらね、そのことも音楽があらゆる芸術の中で最も優れているって約150年ニーチェが言ってるんだよね。

だから私は作品を展示する際に必ず音楽と融合をさせるの。そうするともっと優れた芸術になるでしょ。しかもね、私はもう一つ必ず香りを融合させるよ。

お客さんはキョトン顔とはてな顔で 「よくわからなかったけど、いろいろ考えててすごいね」 と言って帰っていきました。

私が言いたいこと伝わったという方、もしくは同じことを考えていたという方がいらしたらぜひ連絡ください。孤独を共有できそうな気がします。笑

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2014年4月16日 (水)

5年です

明日4月17日はル・ポワル開業まる5年です。

先ほど、お祝いと言ってお菓子とお花をいただいてしまいました。

ありがとうございます。

あまりにも必死に過ごした5年という時間。自分でも5年もやっていることを忘れるくらい全力疾走で駆け抜けた時間です。

来た人全員が楽しくなる店、ル・ポワル

それと同時に織物の魅力を伝えること、そして自分自身の作品を極めていくこと。

自分がこうなりたいと思っている理想が100だとしたら、おそらくまだ2くらいです。

苦しい想いもたくさんすることもあるけれど、やり続ければ、わずかかもしれないけれど伝わります。

そしてやめたらそれが終わってしまう。

5年は私にとってはやっとスタートをきれたという位置なのかもしれません。

10年、20年、いや100年、いやいやもっともっと・・・

がんばっていけるようなお店にしたいと思います。

皆さまにもどうぞお付き合いいただけますよう、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2014年4月10日 (木)

織物の歴史

わたくしが織物の魅力を知ったのは大学時代です。織物と出会ってなんと20年も経っておりました。

20年もなどと言ってみましたが、織物の歴史をたどっていくと20年などという時間はちっぽけな時間かもしれません。

というのも、織物というものは、人類が文明を持った頃からの約1万年の歴史があり、

石器だの土器だのと同じように世界各地の遺跡から、織った布目の跡などが発見されておりまして、衣食住のおもに 「衣」 を担当している分野になります。

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以前、テレビでEXILEの方が 「ダンスは人類が文明を持った時から世界中に存在する」 とおっしゃっているのを見たことがあるのですが、ダンスも同じだなんだ!と思いました。

日本でも、江戸時代までは機織りは生活の一環で、炊事、洗濯、と並ぶ位置に 「機織り」 がありました。

ではいったい、なぜ、今は特殊な分野のようになってしまったのかというと、

明治時代に産業革命における機械化が時代を大きく変えてしまいました。

機械では手織りという生産方法とは全く比較できない、ものすごい速さで布が織られていくようになってしまい、そして織物は生活の一部ではなくなってしまった。

わかりやすく言うと、お掃除とは、ほうきで掃いて雑巾で拭くという重労働だったのに、留守の間にルンバがやってくれている、みたいな感じでしょうかね。笑

そして、私は生活のために織っていた時代が完全に終わって100年くらい経った頃に織物と出会ってしまうわけなのです。

その頃になると、生活のために活用している織物はなくなり、完全にアート(芸術)として新たなる進化をしていたわけなのですね。

織物という名前も 「テキスタイル」 などと呼ばれ、まったく新しい分野を担っていたのです。

そして私はその分野にとても感銘を受け、多くの方に芸術としての織物の魅力を伝えたいと思ったわけなんです。

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もちろん織物ですので、人類が文明を持った頃と原理は同じです。ただ、私が知っている織物はきっとこれからの芸術を引っ張っていくような、すばらしい芸術の分野です。

そんな織物(テキスタイルと言ったほうが伝わるのかな?)、多くの方に知ってもらいたいと思って活動しております。おもしろくて斬新で、自由で、ワクワクする織物。

どうぞお付き合いいただけますようよろしく申し上げます。(*^^)v

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2014年4月 7日 (月)

染色は?

織物作家として活動しておりますが、「染色はしないんですか?」 と、多くの方に言われます。

あまりにも聞かれて、疲れてきました。ですので、今日は私の染色への解釈を書いておこうと思います。

織物の歴史もものすごく深いのですが、染色の歴史もものすごく深いです。

みなさんは人類が繊維に色を付けるために、どんな歴史をたどってきたのかご存知でしょうか?

現代は色とりどりの服が洋服屋さんには惜しげもなく並んでおりますが、こんなにバリエーションに富んだ色を鮮やかに発色させ、色落ちしない技術を獲得できるようになったのは、本当に近代になってからの出来事なんです。

それまでは人類は色を得るためにどんなことをしてきたのか?

なんと人が殺し合いをするような時代もあったくらいなんです。

繊維に色を付けるということは、一言でいうと 「化学」 のお話です。

例えばしょうゆをこぼしてシミになっても、それは数回洗うと薄まりますし、いずれは消えてしまいます。そのようなことは染色とは言わないんです。

染色は繊維に色を定着させる化学の行為です。(科学ではない)

ブドウをすりつぶした液体の中にTシャツを入れて紫色にしたとしても、一時的に紫になっただけ。

基本的には、染色とは定着させるために媒染剤、助剤というものがほとんどの染料には必要です。

多くの方に知れ渡っている 「草木染」 なども、この媒染剤、助剤がなければすぐに色はとんでしまいます。

そして、この媒染剤や助剤というものが、一般的に環境などに安全でないようなものもたくさん存在します。

なので、キッチンでちょっと染色しました。染液はそのまま流しに流した。などと聞くとドキドキするんです。

ちゃんとその薬品の知識のある人が、ちゃんと環境を考えたか。など。

染色は、きちんとした設備のある場所で、きちんとした知識がある人がやることだと私は思います。

玉ねぎの皮で染めた黄色の糸だけでは・・・、織物作家としては・・・、無理っ!!

私が仮に 「玉ねぎの皮染め 織物作家」 で黄色の作品ばかりをつくる人でしたらいいのですが。笑

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染めにも織りにも興味のある方は、なにとぞ環境などについても知識を身に着けていただけるようお願い申し上げたいしだいです。

私は織物作家ですので、染色はたまにしかやらない理由を書いてみました。どうぞご理解いただけますようお願いいたします。

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2014年4月 4日 (金)

What a wonderful today !

今日は本当に素晴らしい日ですね。

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先週は本当にひどい事ばかりが起きて、非常に落ち込んでおりましたが、落ち込んでいたおかげでなんだか気分がとてもよくなりました。

一見、意味不明な文章のような感じもしますが、

私が思うのは、人間誰でもつらいことも起きる。でも、それを落ち込んでいたりしないで、無理に明るくふるまったり、気にしないふりをしたりするのはあまり良くないことだと思うんです。

つまり、ひどく嫌な目に遭ったときは、ひどく落ち込んだほうが良いと。

おかげさまでなんだかスッキリです。みなさんも我慢せずにね。(^-^)

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2014年4月 2日 (水)

4月です

春も真っ盛りです。

などと言ってはみたものの、なんとまだ春を満喫できておりません。ショボン

消費税が上がったことで、値札の貼り換えをずっとしておりました。

抜けているところがあるかもなぁ・・・、などと思いながらもお店をオープン。

そして、まんまと貼り換え忘れの商品をお選びのお客様がいらして、「ごめんなさ。こちら8%になってなくて・・・。」 と言い訳。

お客様は快く承諾してくださいましたが、本当に早くお花見に行きたい次第です。

猫の手も借りたい。。。

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↑ ボクは店長さんだからお手伝いする気は満々なんですよ。

お客さんの層がなんだか変わってきた感じが否めない谷根千。みんなが楽しくなれるお店のままでいられるかな。

以前来てくださっていたお客様は、どちらへ行かれてしまったのでしょうか。

わかります。私も渋谷の常連のお客さんでしたが、今では苦手な街となってしまったので。

谷根千の良さ。変わらないでほしいなぁ。(ごめんなさい。なんかえらそうですね。)

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