やっぱりやります!
こんにちは。織物作家のミヤです。
織物の体験教室も開催しているお店なので、よく来店した方にこんなことを言われます。
「織物って私にも編めますか?」
私データではおよそ3人に1人の割合で言われます。
「私にも織物は編めないです。織れるけど。」 って心で思うだけ。
面倒くさいので、そのまま受け流して会話を続けますが、そういうのはやはりいつも引っかかってしまって、受け流したことのほうが良かったのか、言ったほうがよかったのかと。
先日、ファッションに精通されているとある方のブログを読んでいたら
「ブークレ(bouclé)という織り方で織られた生地のジャケット」 と書いてありました。
そういうのも、面倒くさいので、受け流してしまったほうがいいのか悩むのですが、
やっぱりやらなきゃって思うのです。
ブークレ(bouclé)というのは、織り方のことではなく、ループ状になっている糸をさします。
なので、この場合には 「ブークレ(bouclé)という糸で織られている生地のジャケット」 が正解です。
そういうことは実はけっこう多くて、世の中の普通だと思われていることは、基本的に間違っていることが多いです。
いちいち訂正してまわるのも、それが自分の仕事ではないし、面倒くさい奴だと誤解を受けるのも、自分の性分としては合いません。
でも、そういうことが巡り巡って 「織物は編めますか?」 と私のところにもやってくるわけですので、やはり微力ながら訂正していきたいと思います。
素材に対する認識の多くが間違っております。
特にいつも思うのは 「染色」 について多くの方の中に入り込んでいる誤解が私には気になって仕方ありません。
私は染色家ではなく織物作家ですので、そのことについても私が言うこともあるまいと思ったりもしますが。
またいつかブログで染色についても書かせていただこうと思います。ヨロピク♪
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