声
本日完成するはずの棚が、ペンキが乾いていないというハプニングがあり、組み立ては年明けにすることとなりました。
年内に完成させたかったのですが、しょうがないですね。
自分は織物を作るものとして、織り機や道具類に感謝の念を持っています。
よく働いてくれた日には道具たちに「ありがとねー」などと言ってみたりします。笑
なので、織り機を購入してくださった方が、おうちでどのように織り機を扱ってくれているのか、少し気になったりします。
「あの子、活躍出来てるかなぁ・・・」 みたいな感じで。
ショップを見に来てくださるお客様で、「うちにもこれあるんですけど、もう何年も使ってないです。買取などはこのお店はしてないんですか?」
と聞かれることが実は結構あります。(それはリサイクルショップさんの仕事ですし・・・)
作り手の自分としては、なんともせつない気持ちがこみ上げてきますが、
「その子、もう一度、活躍させてあげてくださいよ。」 みたいにうまく言えるといいのですが、そういかないときも多くて。。。
↑ 丁寧に扱われている糸さん。喜びの声が聞こえてきませんか? 笑
でも、逆に糸や道具とお話しできる方もいらっしゃって、本コースや体験教室などで、糸を引っ張りすぎたりしてしまったときに「あっ、ごめん。痛かったね。」 などと言っている方もいらっしゃって。。。
このことは、本当はブログに書くと「不思議ちゃん」に思われてしまうんじゃないかと思い、書くのをためらっていたことなのですが、自分としては、そういう風にモノを大切に扱ってあげると、糸や道具が輝きだすと思っています。
丁寧に仕上げてあげると糸たちが喜んでいる声が聞こえてきたり、私たちこういう作品になりたいなぁ、と言っている声が聞こえる時もあります。笑
織り機や道具は使ってあげてこその道具たちです。
もし、おうちで眠っている道具たちがいれば、ぜひ活躍させてあげてください。
とある通販雑誌に載っている織り機が年間で数千台売れるということを耳にしたことがあります。その子たちがみんな輝いて活躍できて、誇らしげに過ごしてくれていればいいなぁと願いを込めて・・・。
| 固定リンク
コメント